2日目 再び北へ
青森駅に到着しました。
とにかくはまなすの撮影にいそしみます。
到着して早々に機関車が切り離されました。
青い客車・・・これで見納めか・・・
と思っていたら、大井川鉄道に再就職が決まったそうで。
東武のSL列車も客車は四国から持ってきた14系になるそうですから、14系座席車の活躍はまだしばらくの間見られそうですね。
大井川鉄道は行ったことがないですから、今の旧型客車が大活躍のうちに一度足を運んでみたいものです。
切り離されたED79は一旦奥に引き上げていきます。
客車が車庫へ去るのを待って、それを追いかけるように彼も車庫へ帰って行きました。
DE79が切り離されたのと逆側、すなわち寝台車側にはDE10が連結されました。
尾久と上野駅の間のように推進回送をしない限り、構造上どうしても機回しが必要な駅ですから、その手間を省くためにこういう手法を取っているのでしょうね。
跨線橋から。いやー、これはアツい!
客車を引っぱるDE10なんて嵯峨野観光トロッコくらいしか見たことがなかったので、ましてや赤いDE10が青い14系を従えている姿なんて絶頂モンです。
引き上げる(または連れてくる)際の作業効率を上げるためのDE10だったとしても、見る側にとっては客車との様々な組み合わせを見せてもらえるということで、個人的には青森最強やなと思いました。
これでもかというほど様々な角度から列車を眺めまして、青森駅到着から20分。
朝の日差しに照らされながら、いよいよ青森車両センターへと引き上げて行きました。
別に、今までよくお世話になった列車とかではありません。特に所縁もありません。でも、こんな列車に乗ってみたい、そう憧れ続けた列車でした。
せめて自分の思い出には残そうと、ゆっくりと静かにホームを出て行くはまなすを見送ったのでした。
さてさて、今回の旅のメインであるはまなすを見送った後も、旅は続きます。
とりあえず少し駅の外に出て。
今にも出航できそうな雰囲気で佇むのは、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸。
今でこそ新幹線で東京から寝ていても函館までは行けるわけですが、ほんの30年ほど前まではこの船に乗り換えなければ北の大地へは渡れなかったのです。
まだ空路が台頭してくる時代ではなかった頃は特に、北海道へ行く重要路線だったことでしょう。トンネルにしても飛行機にしても、技術の進歩は人の流れを変えますね。
旅情としては、春先、まだ少し寒い青森で連絡船に乗り換える・・・なんて情景が羨ましいところなのですけれど、、
今回は旅程的にも八甲田丸の営業日的にも見学はできなかったのですが、船内にはキハ82なんかも保存されていたり、何かと気になるところ。今度は見学できる日程を組んで青森へ行きたいです。
朝食(朝から贅沢に海鮮丼:写真撮り忘れた)を取った後は、再び駅へ。
途中、奥内駅では貨物列車と行き違い。牽引機はEH800。
今や青函トンネルを在来線の車両として通過するために不可欠な車両ですね。
そして列車は蟹田へ。
今回は、後者に乗ってこの旅を続けます。
続きます。