テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

国鉄型の生き残りを撮りに。-弾丸新潟ドライブ-

せっかく意を決してブログのお引越しをしましたので、

研究の合間を縫って、新ブログ初記事の投稿を。

 

ネタはやや古いですが、今年5月のお話。

新潟から山形県の酒田までの間を走る観光列車「きらきらうえつ」が引退し、新観光列車「海里」に置き換えられると発表があったのは昨年の10月のことでしたが、それを受けて昨年末には「きらきらうえつ」の乗車を果たしてきました。

しかし、やはり乗るだけでなく、撮って記録にも残したい。

そういえば、新潟には様々なカラーリングが復刻されていく115系もいる。こいつらもいろいろ撮りたい。

どうも行ける日程を照らし合わせると、「越乃Shu*Kura」もの柳都Shu*Kuraとして新潟駅へとやってくる日らしい。

そう考え始めると、あぁ、もう行くほかないとなりまして、大学の友人を誘って出かけることを決定しました。

 

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道の駅 親不知ピアパークにて


レンタカーを借りて、金沢を夕方に出発。

富山で夕飯と、風呂屋によってカラダもさっぱり。

時間はあるのだからということで、ひたすら下道を新潟に向けて進みました。

運転者は私1人なのでそこそこに過酷ですが、そんなお出かけもこれまでに何度もしてきているので慣れっこです。

 

夜が明けたら、まずは越後線115系を撮影しに向かいます。

 

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信濃川分水橋梁にて

この日最初の撮影は、柏崎から吉田へ向かう125M。

分水〜寺泊間にある、信濃川分水橋梁で撮影しました。石積みの橋脚がいいですね。

115系カラーガチャの結果は、前が湘南色、後ろが懐かしの新潟色でした。

湘南色はこれまでも何度か見ているので、個人的には前後逆だとより良かったのですが、まあこれはこれで良し。

 

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粟生津〜分水間にて

続いて、5分ほど車を北東に走らせた場所で、寺泊行きの132Mを撮影。

今度は三次新潟色の編成がやってきました。

この色は個人的にとても好きなので、なんとかこのドライブ中に確保したいと思っていました。撮れて朝からいい気分。

 

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粟生津〜分水間にて

さらにもう少し東に進んで、もう1列車撮影。
129Mで、こちらは弥彦色編成でした。

新潟の115系はこれまでも何度か見ているのですが、弥彦色が復活してから来たのは初めて。とても気になっていたカラーでした。思わず内心ガッツポーズ。

 

 

7時から8時半頃にかけて、コンスタントに115系を確保できる素敵な時間を過ごして、さて、ここからが本番。

一気に村上まで車を走らせます。

新潟県は本当に細長く、吉田付近から村上まで、下道のみの利用で約2時間半。

ドライブの大半は新潟県内を走っている、そんな感じです。

 

新潟市内のバイパスで若干の渋滞に巻き込まれたものの、基本的には順調に撮影ポイントまでやってこれました。

それでも、列車の通過までは時間ギリギリ。

もちろん練習電なんてありませんので、ささっと構図を決めて、待ち構えます。

 

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村上〜間島間にて

新潟を発車ししてからしばらくは内陸を走っていた羽越本線も、村上からは車窓に日本海を望む、観光列車の走る路線らしい風景を見せます。

我々も、そんな場所からお目当の「きらきらうえつ」を撮影。

昨年末に乗った時は、なんだかすごく楽しくて、この辺りではすでに結構酔っ払っていたような気がします。飲みすぎたわけではないのですが。

 

何時間もかけてやって来た村上ですが、すでに時刻はお昼前。

区間高速道路を使っても4時間以上かかる村上からの帰り道。

まだまだ予定もありますので、名残惜しいですが、とんぼ返りです。

 

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中浦〜月岡間にて

ピューっと新潟市近くまで戻って来ました。(ここは新発田市

とは言っても、新潟の市街地方面は行かず、新発田からそのまま羽越本線に沿って新津に抜けるルートをとります。

この日は盛りだくさんで、East i-Dことキヤ143系の羽越本線計測がありました。

日本海に面したところで撮るのが理想的ではありますが、村上付近で撮影しているとその後の予定をこなせないので、ここまで先に戻って来ておいたわけです。

East i-D、初撮影でした。

 

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北長岡〜押切間にて

じわじわと金沢に近づいていくように、今度は長岡まで戻って来ました。

最後のターゲットは、冒頭でも書いたように、柳都Shu*Kuraとして信越本線を新潟まで往復してくる「越乃Shu*Kura」。

どんな風に撮ろうかと色々試している間に撮ったE129系は、これまであまり撮ろうと思ったことのない車両であったこともあり、後打ちではありますが、まともに撮影したのはこれが初めてになりました。

 

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北長岡〜押切間にて

よしこう撮ろうと位置を決めたところで突如やって来た、国鉄急行色のキハ47+48。

時刻表に載っていない時間に踏切が鳴り出したと思えば、遠目に国鉄色が見えたので慌てました。

これはラッキーでした。

 

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北長岡〜押切間(長岡〜燕三条間)にて

北長岡を過ぎてから、じわじわ信越本線から離れていく上越新幹線

撮影していたポイント付近ではまだすぐそこで、時折通過していく新幹線も眺められる楽しい場所でした。

そこを通り過ぎて行ったのが「現美新幹線」。

なんだ、何か黒いのがいるぞ?と、最初何が走っているのかわかりませんでした。

防音壁で見づらいですが、それでもわかる、賑やかな側面ですね。

まさか撮れるとは思っていなかったので、これもラッキーでした。

 

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北長岡〜押切間にて

そしてお目当、「越乃Shu*Kura」。

出場してまだそれほど経っていなかったのか、とても綺麗な車体でした。

これに乗ったのも、もう2年前の話。

日本酒大好きな私には最高なこの列車、金沢にいる間に、なんとかもう一度乗りに行きたいものです。

少し風が吹いてしまって、先ほどの国鉄色キハの時より水鏡が乱れてしまいましたが、まあでも満足です。

 

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北長岡〜押切間(長岡〜燕三条間)にて

最後に、引退へのカウントダウンが進むE4系の姿を確認して、今回の撮影を終えました。

E4系は乗りに来ないと。

 

この後はもう、レンタカーの返却時刻に間に合うように、安全運転には最大限注意を払いつつ、ババーっと金沢へと帰りました。

途中でガス欠になりかけたのには焦りましたが、糸魚川で給油したら、案外安くついたり。旅にトラブルはつきものですね。

 

このドライブの後から就職活動のラストスパートがかかりまして、今日に至るまでこれといった大きなお出かけができていません。

そろそろ大きい旅に出たいところです。来たれ、夏休み!