テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

年末帰省はきらきら18修行の旅で。 ③

陸羽西線、東線を乗り継いで、日本海側から太平洋側へと抜けて来ました。

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仙台からは通勤客で混み合う701系に揺られて南下。
東北本線は夏に乗り潰したばかり。
そのまま同じ路線をたどっても面白くないなということで、途中槻木駅で下車しました。
左にチラッと写っている、阿武隈急行線に乗り換えです。

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阿武隈急行8100系は、九州で活躍する713系をベースに開発された車両とのことで、車内の雰囲気はこの通り、国鉄近郊型そのまんまといった感じ。
金沢に住んでいる僕には、身近に国鉄の近郊形車両が老体に鞭うたれていますので、なんだか馴染みある空気。
しかし、この8100系も登場から30年が経過し、部品調達などが困難になりつつあることから、後継のAB900系の登場が発表されています。
あれ?413系415系はそれどころじゃない車齢なのに・・・

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槻木駅ではJRのホームの片隅から出発する阿武隈急行ですが、福島では、その手前で一旦JRの線路に入った後、再度分岐して専用のホームに入線するスタイルでした。
そのホームも、反対側は福島交通が乗り入れている、なかなか興味深い構内です。
JRからは独立した改札を有しているので、18きっぷで槻木側から乗車しても、しっかりここで清算することができます。
なお、僕が乗った列車には車掌さんが乗務していたので、車内で補充券を購入できました。

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この日最後の乗車はこちら。
松川以南へ行くことができる最終となるこの列車で、郡山まで。
E721系が充当されていたので、クロスシートに座れたのはありがたかったのですが・・・座席硬い(汗)
ここまで結構柔らかめの座席が続いて来たこともあってか、ここでお尻が爆発しました。痛い。旅中立ち席になるのも嫌ですが、座り続けるのもいいもんじゃありませんね。

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二つに割れてしまったお尻をさすりながら、この日の目的地、郡山に到着。
疲労が溜まったお尻と腰を休ませてあげたいところでしたが、最終到達地を郡山に決めたのが直前だったこと、翌日が朝早いことなどを加味した結果、この日の宿は駅前のネカフェ。ごめんね、我がお尻。
リクライニングチェアを最大限倒して、浅い眠りにつきました。

----------日が変わって。

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旅は2日目に突入。
この日も18きっぷの修行は続きます。
05時30分発の磐越東線いわき行きか、06時06分発の水郡線水戸行きか。
どちらで郡山を発つかギリギリまで悩んでいたのですが、わずか30分の睡眠時間延長を優先し、今回は水郡線に乗車することにしました。
お尻の疲れは取りきれていませんが、E721系と同じ、硬めの座席を装備しているキハE130系に乗り込んで、陽のまだ上らぬ水郡線を進みます。

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この日は初っ端からそこそこロングラン列車です。
2時間弱かかって、ようやく常陸大子駅に到着。
ここは水郡線の拠点となる駅で、車両基地でもある水郡線営業所が併設されていることから、構内には多くの留置線が並びます。
12分の停車時間を使ってパンと飲み物を買い込み、車内で優雅に朝食です。

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常陸大子からさらに列車に揺られること1時間、車窓に住宅の姿もかなり増えて来た、上菅谷駅で下車します。
水郡線はこの上菅谷駅から分岐する支線を有しており、今回はそれもしっかり乗り潰しに行こうというわけです。

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途切れた線路の先に見える風景からも賑やかな街を感じられる、支線の終点・常陸太田駅
支線という体ではあるものの、路線としての歴史は水郡線の本線より古く、かつ、常陸太田駅水郡線内で最も利用客の多い駅なのだそう。
それを証明するかのように、車内もそこそこ混雑していました。

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再び水郡線を南下し、郊外の住宅地を進めば、終着・水戸駅
水郡線、朝から長かったぁ・・・
郡山では始発で出発したのに、すでに時刻は11時前。支線に寄り道していたこともありますが、それにしたって、時間かかったなぁ。
水戸では、じわじわと運用区間を狭めているE501系と、実車を見ることは1度きりに終わってしまったE653系のフレッシュ色を模したKioskに出会いました。
水戸に帰って来た、国鉄特急色になったE653系の姿も見てみたいところです。

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朝からキハE130系の硬い座席でお尻をいじめてしまったので、ここからは少しご褒美を。
ホリデー料金でお得に乗ることができるグリーン車、これで行けるところまで行ってやろうと思います。

続きます。